ふとした「きっかけ」で、 自分の感情が持っていかれてしまうこと、ありますよね。 「自分軸に気付くため」の意識について、少しだけ序章がありますので、ちょっとお付き合いください♡。 ある程度保護者が揃うと、在校生である 二年生と三年生も体育館へ入室。 その後、 「音楽の教師」であろう爽やかな笑顔の女性と、中学2年生の男子生徒がステージへ。 入学式では「校歌」を歌いますから、男子生徒が指揮者、 教師は「声掛けや指導」が目的だとわかりました。 そして私は、
「この若い音楽教師」にとても勇気を感じました。 教師はグランドピアノの前に立ち、
椅子に腰掛けることなく、校歌を弾き、 在校生である二年生、三年生に、
・「あなたたちが出来ることは思いを歌で表現すること」 ・「新入生を迎える喜びを歌で表現する」 ・「あなたたちの本気を見せてあげてください」 ・「あなたたちはもっと出来る」 ・「いつものあななたたちの姿を見せてください」 ・「もう一回」「もっと出来る」と、 在校生の気持ちを盛り上げるように、声をかけていました。 何が言いたいか、というと、
「自分の役割に集中する姿は誰の目にも美しく、その人を輝かせる」ということです。 そしてね、 美しいのは「あなただけ」ではない。 周囲の何十人、何百人、何千人の人をも輝かせ、力を発揮させるパワーがあるのです。 彼女がステージに上がっていた時間は、入学式前の「15分」も無かったかもしれません。 それでも、たった一人ででも、 圧倒的に面倒臭い年代を生きる「在校生350人」の気持ちを整え、歌声に導く。 さらに、百六十人の新入生、私たち父兄、来賓の皆様、他の先生方の思いも、一つにまとめ上げる。 「才能」なんかじゃない。 彼女の「想い」がそう働きかける。 あなたのパフォーマンスは、ちゃんと上げられる!!
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著者石田れい子 カテゴリー
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